今枝宗一郎の質問①
まずは喫緊の課題である学校での感染症対策からお聞きをしたいと思います。 副大臣時代は、私、学校感染症対策は担務ではなかったものですから公に話すことはできませんでしたが、この間の学校現場の対応には強い問題意識を感じておったというのが正直なところでございます 令和五年三月、当時、私は政府入りはしておりませんで、たしか党本部の経済産業部会長代理か何かだったと思いますけれども、当時の文部科学省の、学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル、いわゆる衛生管理マニュアルは素晴らしいものだというふうに考えておりました。
つまり、何も考えずにただマスク着用という状況から、きちっと状況に適切に応じた対応をするべく、マスクの着用を求めないことを基本としながらも、感染流行時の対応ですとか、平時でもせきエチケット、また一般社会と同様の対応を行っていくということにされていたからであります。
一般と同じ対応ですとか、また流行期の対応としては、例えば厚生労働省、これは感染症全般をやっているわけでありますけれども、厚生労働省が昨年の秋も、また今年も既に感染対策を示しております。
しかし、実際には、なかなか学校現場においてはそのような対応が行われていないと、現場から数多くの声が寄せられております。 このようなグラフを作ってきましたけれども、これはうちの事務所でいろいろなデータから引っ張ってきたものではありますが、これは水色がインフル、そして赤ピンクがコロナ、そして、黄緑色のマイコプラズマ、またリンゴ病は黄色(リンゴ病だけすごくスケールが小さいので、他は基本的には左数字で見ていただきたいんですが、リンゴ病だけは右の数字で見て下さい。十分の一になるとリンゴ病は全く見えなくなっちゃうのでちょっとスケールを変えました)、そういうものであります。 現在、この水色のインフルについては、これは今、足下から二週間、二倍、二倍で増えてきているというふうな状況であります。明らかに流行してきているというところでございまして、早急に対応すべきであります。
文部科学省として、今後どのようにしていかれるのか。特に学校現場に感染対策が正しく伝わっているか、どのように考えておられるのか、教えていただければと思います。
現在、この赤のインフルについては、これは今、足下から二週間、二倍、二倍で増えてきているという状況であります。明らかに流行してきているというところでございまして、早急に対応すべきであります。
文部科学省として、今後どのようにしていかれるのか。特に学校現場に感染対策が正しく伝わっているか、どのように考えておられるのか、教えていただければと思います。
あべ文部科学大臣の答弁
委員にお答えさせていただきます。
各学校におきましては、感染状況が落ち着いている平時におきましては、マスクの渚用を求めないことを基本とさせていただいた上で、手洗い等、またせきエチケットの指導を行う。出席停止、学級閉鎖が発生するなど、感染が流行している場合には、教職員がマスクを着用する、児童生徒に着用を促すなど、感染状況に応じた対応を、対策を適切に講ずることが重要だというふうに考えています。
このため、文部科学省といたしましては、こうした対策につきまして、例年、インフルエンザ総合対策に関わる事務連絡、この発出や、都道府県教育委員会等の担当者が集まる会議の場などを通じまして、周知に努めさせていただいているところでございます。
文部科学省といたしましては、今後も、厚生労働省の感染症対策の考え方なども踏まえつつ、教職員に正しく御理解いただけるよう、引き続き周知に努めてまいります。
近々の感染情報
ここに来てインフルエンザが激増しています。皆様、感染対策を万全にして参りましょう。