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2013-06-30

穂の国森づくりの会の総会

穂の国森づくりの会の総会に行ってきました!

上流と下流が一体となって母なる豊川を中心に東三河が一つとなり、山や森を守るべく生まれたこの会。全国でも先進的なモデルです。

上流と下流が一つとなって森づくりをするのは本当に大切なのです。林業先進国ドイツでは、林業が産業として、国の経済に大きなプラスになるまでになり、産業として確立しているということは持続可能で循環型の森林が保てているということですが、その秘訣は、林道整備や高度化、木造建築が進んでいるなどありますが、なんだかんだいって大きいのは、下流の街で稼いだ資金が税金などできちんと山や森に入っていること。
それは森林の持つ多面的機能=防災、水、空気、癒しなどをきちんと評価すれば当たり前なのですが、下流の街に住んでいるとつい忘れがちになってしまいます。
それを忘れずにいることが循環型、持続可能な森林を守るには必要不可欠なんです!!

国も山や森の持つ多面的機能に直接支払いを強化しますし、木材をもっと使おうということで、国土交通省の中に公共建築を木材で建てるよう推進する担当セクションもできました。
木造建築が進むようにまずは公共セクターからです。
我々若い世代は、山や森や木から離れた分、その魅力を逆に強く感じると思います。

木造建築は、最近は新しい合板で8階建てでも地震にも十分強い合板も出てきました。そして、木造建築は、今は高層建築に使おうと思っても規制が強いですが、規制緩和も進ませます。木材需要が高まれば、材木の特に国産材の価値が高まって、もう一度、林業やろうと気運も高まります。チャンスがあれば林業やりたい若い世代も多いですから、林業で食べていければ、担い手も増えます!

また、バイオマス発電や観光と組み合わせは、これからの日本の新しい経済の主役になりうるものです。
観光は単にエコツーリズムだけでなく、医療と組み合わせて、メンタルヘルスやリハビリを行うのに、海と並んで山や森はうってつけの地域!私の提唱するリハビリツーリズムの中核です。

課題は沢山ありますが、チャンスや可能性も広がってきている林業や森林!

このような宝を残してくれた先人に心から感謝、また森づくりの会のような先駆的なことをやってきて頂いた先輩にも感謝しながら、私も頑張ります!!

写真は功績のあった皆さんへの表彰!おめでとうございます。

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