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2012-04-24

奥三河太鼓集団志多らの物語

奥三河太鼓集団志多らの物語@奥三河ビジョンフォーラム4月例会 2012年
本日は、奥三河ビジョンフォーラムの4月例会に参加しました。
今回は、志多らという東栄町の花祭りをテーマに和太鼓演奏を行う太鼓集団について。
午前は2人の講師による講演、午後は蒼の大地の試演会でした。
午後は、自民党愛知県連政治大学院で名古屋に行かなくてはならなかったので、午前の講演会をお聞きしました。
一人目の講師は、社団法人東三河地域研究センター常務理事の金子鴻一氏。
志多らがこれだけ成功した理由は、若者の心意気と伝統社会の受け入れがいかになったかが、鍵である。
志多らが地域の共感を得た理由
1.志多らが伝統社会を基礎とすることを志向した。(東薗目小学校跡に移住、パフォーマーより伝統志向)
2.地元が伝統・文化財の現代的意味を体現した。(志多らを地元が受け入れ、地元になった)
3.若者と地元をつなぐ通訳が存在した。(地元ジャズマンとの共演、有限会社起業)
金子さんは社会的企業インターンシップを手掛けた方。私も学生時代に、まちづくりインターンシップや社会的起業のプランコンテストを手掛けたことから、若者の社会的活動への参画は大いに関心があり、そのお話には強く共感しました。
※社会的企業:社会貢献の志と、その志を継続させるために事業として「企業性」を共存させる企業。
2人目は大脇聡さん。志多らの太鼓演奏者として20年間東栄町に住み、現在は志多らの総合統括プロデューサーとして活躍されています。
志多らの始まりは、大好きな太鼓で食べていきたいということで、プロを志向して、愛知県小牧市で結成されたということです。縁あって東栄町に来たわけですが、初めは熱海の温泉地で観光客相手にレビューショーを行っていたそうです。しかし、伝統文化を忘れていいのかと疑問を持ち、地元に根付いた活動を始めたということです。
自分たちは、まちづくりに必要なものとしてよく言われる「若者・よそもの・ばかもの」であり、特にばかものらしく、いつまでも夢を忘れず邁進し続けたいと決意を語られました。
私も、「若者・よそもの・ばかもの」の精神で地域を盛り立て続けたいと思います。
今回の蒼の大地は、和太鼓好きの人たち以外にも知ってほしいということで、フィクションではありますが、花祭りを一般の人に感じてもらえるように、絵本をつくったということです。本当に親しみやすい作品となっています。
公演は5月の新城を皮切りに日本全国で行われます。ぜひともご観覧下さい!

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