豊川市民の皆さんが待ちに待った新市民病院の起工式がとりおこなわれました。
建設予定地は八幡駅の南にあり、スズキ豊川工場の一部を買収した場所です。
鉄骨造り9階建てで、2階がエントランスホールや外来部門、4階以上が病棟となります。
3月11日に起きた東日本大震災で、
建物、特に病院などは耐震・免震構造が非常に重要であるということは皆様、お感じになられたのではないでしょうか?
私が福島県いわき市で医療支援に入った時も、多くの病院が崩壊し医療を提供し続けることが不可能になっていました。
地震などの非常時だからこそ必要とされる医療です。
新病院は免震構造で大地震にも機能するようにしていただいているとのことです。
また、平面駐車場にはヘリポートを設けます。
奥三河の救急医療を考えた時に、ドクターヘリは最重要ポイントであり、東三河の中核となる新市民病院にとっても必要不可欠です。
ベッド数は522床(一般408、結核8、精神106)。
現在の市民病院から69床増しています。病床利用率が100%を超える(つまり、満床ということ)ことが常態化してしまう状況からすると、増床は喜ばしいことですが、当初は、一般ベッドの101床増加を目指していましたので、残る32床の将来的な増床に対応できるよう設計されています。
病院建設は、いよいよ始まりました。
しかし、「ハコ」がいくら充実しても、結局はそこで働く「人」次第です。
中身の部分をいかに高めていくかが一層重要となってきます。
工事が無事に終わることを祈念しながら、平成25年度には新病院がオープンし、豊川、そして東三河の住民が一層安心した生活となるように、私もできることを最大限やってまいりたいと思います。