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2010-07-27

ご報告:愛ゼミ第3回 あいちの教育

7月4日の第3回愛ゼミのご報告をさせていただきます!
今回は教育を取り上げました。
私にとって教育政策は、政策家を志すことになった原点です。私学助成金や教育費問題、総合学習問題に取り組んでから10年。。。
久しぶりに教育問題について考え、今なお進歩と後退を繰り返しており、子どもたちの将来へと希望ある歩みを続けられるようにしなくてはならないと改めて感じました。さらに、その際に様々なアクター(子どもや親、教師、行政、地域など関係者)が、有機的につながっていかなくてはならない、その上で愛ゼミのような場でのディスカッションは非常に重要であると実感しました。
さて、通例通り、コーディネーターである私、今枝より「あいちの教育」について説明しました。
これまでの教育政策がたどってきた道や教育政策を考える上での注意点、そして現在のあいちの教育にはどんな課題があるのかを語らせていただきました。
その後、若者によるプラン提案を行いました。
今回のプランは…
①村瀬匠くんによる「みんなでつくる学校」
②小林由香莉さんによる「親子で受けるキャリア教育」
でした!
①村瀬君は、将来は地域の側から教育改革をすすめていきたいと考えており、学生団体もいくつも立ち上げる非常にアクティブな学生です。
「みんなでつくる学校」は、教育をもっと効果の高いものにするためには、「学校、家庭、地域」が協力し合う事が重要であり、それを実現するには学校運営協議会がもっと数多く設置されなくてはならない。その為の方策を提案してくれました。
②小林さんは、愛知教育大学の大学院生で、通常の大学から教師になりたいという想いで大学院から教育を専攻した信念のある人です。
「親子で受けるキャリア教育」は、キャリア教育を推進する為には、小学生時代までの自己概念が重要であり、それには親の価値観が重要であることを指摘。その上で、親子が一緒にキャリアについて考えられる「母親科」を提案してくれました。
※当日の資料は、下記URLにアップしてありますので、ご参照ください。
https://docs.google.com/leaf?id=0BxdjxeIusEvMYzcxMjkwZGMtYjUyZi00MWU1LTk1NDEtMTZhYzEwNmY2ZjJl&hl=ja&authkey=CNag5ecO
両プランは、ともに問題を核をとらえた非常にすばらしいプランでした。また、村瀬君は地域・生活者の側、小林さんは教育の専門家の側からの明確な意見があり、非常に印象的でした。
この2つのプランに対して、グループワークは、子ども・親・教師・地域と4つのアクターに分かれ、それぞれの立場で、このプランに賛同できるか、もっとこうしたら協働できるのではないかを検討しました。
多く出た意見としては、「もっと予算をかけずに協働をすることで可能なのではないか」、「受け手である児童・生徒が主体的に関わる」などでした。
政策をつくっていると、どうしてもより大きな効果を生むために、多めに予算請求してしまったり、提供側の理論が強くなりますが、参加者の皆さんからでた意見は、まさに生活者視点であり、これからの時代に政策を考える上で非常に重要な視点です。
これまで政策は一部の政治家や官僚と提供者である業界団体がつくってきたものでしたが、愛ゼミという場がそれを変える可能性を秘めていることを改めて実感しました。
最後に、皆で記念写真を撮って愛ゼミ自体は終了しましたが、その後も懇親会で大いに議論し、盛り上がったことは言うまでもありません。
本当に皆さんのおかげで第3回は大いに盛り上がりました。ありがとうございました!
さて、そうこうしている内に、第4回愛ゼミも迫ってきました。
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愛ゼミ~愛知の未来をつくる~ 
「 第4回 あいちの産業」勉強会のお知らせ
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【日時】9月5日(日)
【テーマ】
・あいちの観光 活性化策
・ベンチャー/新規事業がどんどん生まれる仕組みづくり
詳しくは、またお知らせいたします☆
ちなみに、愛ゼミに関する情報につきましては、今枝のホームページ

トップページ


に掲載されております。宜しければご覧ください。

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