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2013-02-14

入江活動日記③


入江活動日記③
今日は、株式会社ピーアンドピー様と、医療法人信愛会様の介護老人保健施設おとわの杜を訪問見学させていただき、いろいろお話を伺いました。
株式会社ピーアンドピー様は、主に地方の公民館などでイベントプロデュースや施設管理の仕事をされている会社で、主に会社の雇用方針についてお聞きしていました。
日本は世界的にかなり正社員解雇規制が厳しい国と言われており、人事が年功序列、新卒採用となりやすいのですが、会社内で副本部長の方から話をお聞きしていると、重役員の多くが三十歳前後とかなり若く年功序列にはなっておらず、定量的な成果主義をとっているようでした。他の中小企業も一般的にこのような人事処遇となっているのかはわからないですが、多くの企業もこのように成果主義をとることで、労働市場が流動化できればいいと思いました。
また、この会社では従業員が子会社として独立することが推進されており、このような低リスクの起業の形態が広まれば若者の起業も多くなるだろうと思いました。
医療法人信愛会様は、高齢者のリハビリや介護の仕事をされている会社で、介護老人保健施設の中を見学しながら理事の方に医療介護についてお聞きしていました。
前から耳にしていたように、やはり介護の分野では若干労働供給が不足しているということでしたが、専門性が高く非常に重労働なので、失業した人が安易に就職できるような分野ではないと思いました。また、免疫力の弱い高齢者の入所が多いということで、介護施設の運営は殺菌などに非常にコストがかかるらしく、そのため重労働の割には賃金が低くなる傾向にあるようです。超高齢化社会を迎えた今、厳しい財政ではありますが政府は今よりもさらに医療介護費の予算を増やす必要があると思いました。

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