本日は、いつも開催している党本部においての新型コロナ対策本部のみでなく、国会でも厚生労働委員会の理事懇談会で、新型コロナ対策の議論を行いました。
感染者数は、愛知県も3か月ぶりに700名を超えました。病床使用率は11%、重症者は1名という状況です。
重症者などは1〜2週間後に増えてきますから、今の段階だけで少ないことを見て、どうかとも言いにくく、世界的な研究でも様々なデータがあります。
日本の現在のデータでは、中等症5〜8%程度で、重症0である一方、現在は感染者は若い人が多いので、高齢者が多く感染した場合にどのようになるかを見ていかねばなりません。
≪ワクチン≫
高齢者のみならず、エッセンシャルワーカーを対象に、ワクチン3回目接種の前倒しを進めて頂くことを訴え、進めて頂くことになりました。
≪内服薬≫
モルヌピラビルは、既に、20万人分確保。2ヶ月でさらに40万回確保が確定している。
効果が5倍と言われるパクスロビドは2月中に実用化。
8600医療機関、9600薬局が対応できることになっており、診療所でコロナと診断を受け、院外処方せんをFAXし、薬局から自宅へ届けられるシステムを構築しています。
病院には、基幹病院には在庫を置きつつ、その他の病院にもメーカーから遅くとも翌日には配送されるシステムを構築しています。
≪今後の対策≫
一つ明確に言えるのが、この段階になれば、有限な保健所の人的資源は、特に都市部においてはクラスター追跡に力を割くのではなく、むしろ医療との連携や自宅療養へのケアに力を割くべきです。
リスクや重症度に応じた隔離場所の在り方、隔離期間の在り方も再検証し、
特に今月初めに感染研から発表されたデータでは、発症前サンプル数nが少ないものの、発症前や発症後10日以降の感染拡大リスクに関して非常に興味深いデータを示しています。
濃厚接触者14日隔離も再検討されるようになりました。
命も暮らしも両方守る為に、頑張ります。