予算委員会の集中審議で、新型コロナ対策などをテーマに、総理大臣をはじめ各大臣に質問させて頂きました。
国民の皆様の命と暮らしを守る為に真剣に挑ませて頂きました。
まず、オミクロン株の特徴として、感染力が非常に強く、過去最高の感染者が出ています。
勿論、感染者数を抑えるために、我々努力せねばなりません。
しかし、重症者数は増えてきているとはいえ、これまでに比べ少ないわけです。
感染拡大の度合いを示す実効再生産数Rを簡易的に推しはかる感染者数の先週/今週比は、感染が先行し、蔓延防止も早めに出した沖縄では1月半ばは20倍を超えていたのが、今は0.8倍と減少に向かっています。
大都市圏でも1月半ばは10倍程度だったのが、今では、1.5倍〜2倍程度となり、感染の伸びは鈍化しています。
一方で、オミクロンの亜種であるBA.2もあり、今後の感染状況に警戒せねばなりません。
このオミクロン、人間の胚細胞には結合しにくいことから肺炎になりづらく、重症化もしにくいようです。
米国では、CDCのワレンスキー所長がデルタに比べて、ICU入室リスク1/4、死亡リスク1/10というデータを示しています。
一方、インフルエンザは毎年1000万人程度が感染し、死者は最大4000人弱、致死率は最大0.04%程度です。
まだオミクロンの致死率などの研究が少ないので、今後、変わる可能性もありますが、重症度が、かなり低いというのは、間違いなさそうです。
10倍の感染者が出れば重症化率が1/10でも同じだけ重傷者が出ますので、感染拡大防止には気を付けなければなりませんが、対策を行う上では、この点を冷静に見なが
ら、進めねばなりません。
そこで総理に、デルタとは異なるオミクロンの特徴に適語うした対策を、そのようにやるのか、お聞きしました。
更にその具体策として、
医療や自宅療養支援体制の強化
保健所・感染症法上の対応の在り方
検査と診断体制の強化
内服薬・希望者のワクチン・国産化の推進など
全て提案型で、通常よりも長い質問時間を頂けたので、網羅的に質問させて頂きました。
又、新しい資本主義やポストコロナ時代を見据えた「賃金アップ」。
当然、賃金アップを可能にするには生産性向上と企業の成長が必要ですから成長戦略についてもお聞きしました。
特に、私たちの三河にとって最重要な自動車産業の今後については重点的に質問しました。
自動車産業の未来、カーボンニュートラルを実現していく上の課題、我が国の現在の姿勢など、自動車産業を真の成長戦略を進められるように政府の姿勢を正しました。
また、我が地元14区内の蒲郡に調査基地事務所を作ったメタンハイドレートと、それを水素社会で可能とする為のターコイズ水素の推進。
これができれば、歴史上一貫して安全保障上の弱点であっ我が国固有のエネルギーが少ないという問題を解決できますので、本当に重要です。
更に、このターコイズ水素を活用して製造する「e-fuel」について、実用化できれば、カーボンニュートラルに大きく近づくと共に、燃料機関・エンジンを守ることもでき、現在のガソリンスタンドネットワークも活用できるという非常に大きな利点もあります。
2040年商用化の前倒しも提案し、政府に質問しました。
総理を始め大臣の皆様からは、それぞれの提案に前向きにとらえて頂き、コロナでは命を暮らしを両方とも絶対に守るように、
賃上げも、自動車産業の雇用を守ることや成長戦略にも強い決意を答えて頂きました。
本当は、コロナ禍での経済支援の大規模化や、新しい資本主義、ガソリン・燃油高騰対策についても、お聞きしたかったのですが、時間がありませんでした。
多くの方のお陰で、良い質問ができました。ありがとうございました。
今後も国民の皆様、愛知14区の皆様の為に頑張ります。
下記のURLで見ることができますので、良ければ御覧ください。