平成25年度予算が衆議院を通過しました。

予算を議論する予算委員会は82時間半という膨大な審議時間をかけ、十分に議論を尽くし、政府・国会が総力を挙げて作成した予算です。

今回の予算は、何より、安倍政権の経済政策である「アベノミクス」を背景に景況感が改善する中で、「三本の矢」の政策を実体経済・地方経済に結びつける狙いがあります。

アベノミクスの「第１の矢」である大胆な金融政策は、株式市場を活性化させ、消費者心理を持ち直させました。

「第２の矢」である財政出動は、景気が回り、設備投資が増え、消費も伸び、必然的に税収も増えるまでの時間差を埋める需要を生み出します。
こういった景気刺激策として即効性の高く、東日本大震災を教訓に防災・減災を中心としたインフラ整備予算を増額しました。

また、「第3の矢」であり、今後の経済成長に最も重要な成長戦略については、再生医療や介護ロボット等の健康長寿産業にも大きな予算がつきましたし、徹底的に推進すべき再生可能エネルギー推進にも多くの予算が付きました。

同時に、財政出動に伴う市場の不信感を和らげるのに、財政の健全化が急務ですが、新規国債発行額を４年ぶりに税収以下に抑え、財政規律にも配慮しました。

今後は、この予算をもって、全ての国民が経済成長、将来への希望を実感できるようにしていかなくてはなりません。参院での議論やこの予算と組み合わせて効果を発揮する制度を創る為の法案審議に全力を尽くします。