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2012-07-29

豊川市薬剤師会の研修にて講演

豊川市薬剤師会の研修会に講師として講演させて頂きました。
内容は、震災直後に福島県いわき市に医療支援に行った時のお話です。特に震災時に薬がいかに大切か、薬剤師会など専門職団体がいかに重要かをお話しさせて頂きました。
福島第一原発から30-40㎞のところにあったいわき市は、人口35万人の東北第2の都市。放射能レベルは低くても、原発からの近さから補給物資が入ってこないことが大きな問題でした。
薬剤も同様です。震災時、私たち医者が支援に行っても薬がなければ何もできません。
一応、車に薬剤は積んでいったのですが、車で運べる量には限りがあります。やはり現地の薬剤を使わせて頂きたかったのですが、どこの薬局が開いていて、どれくらい在庫があるのか、全く情報がありませんでした。
今回は、愛知県から800㎏もの薬剤を空輸してなんとか対応したのですが、やはり現地での連絡体制がしっかりしているに越したことはありません。
災害時の連携体制を豊川市内、また東三河の市町村同志、そして、医師や歯科医師、行政との地域内、地域間連携の重要性をお話しさせて頂きました。

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