穂の国まちづくりネットワークさんが開催するセミナーに行ってきました。
今回は、岡崎でリレー・フォー・ライフというイベントをやっている方の講演会でした。
リレー・フォー・ライフとは、がん患者さんの勇気を称え、患者さん、家族、友人、支援者とともに交代で夜通しグラウンドを歩き続けることで、地域一丸となってがんと闘う連帯感を育み、がんで悩むことのない社会を実現する為に募金活動を行うチャリティイベントです。また、他にも音楽ライブやルミナリエ（イルミネーション）などもあります。
募金は、がん専門医を育てる奨学金やがんの研究開発、がん検診の受診率アップなどの啓発活動に使われており、リレー・フォー・ライフ発祥の地であるアメリカでは、それによってグリベックという抗がん剤までうまれています。
岡崎は今年で三回目で、昨年は2000人以上も集まったということです。
私も東京大学医療政策人材養成講座時代に、桜井さんという同級生がいました。彼女は、ここの研究としてがんサバイバー（がんと闘い生存した人）の支援をするプロジェクトを立ち上げ、今ではHOPEプロジェクトというNPOになって、活動を継続しています。私も学生時代にこの活動の支援をしていました。
医師としても、がん患者さんやサバイバーの皆さんが医療者からの支援だけでなく、同じ立場の患者さん同士の対話や周りの温かい支援がいかに重要か感じています。
今年もリレー・フォー・ライフが成功することを心から祈念し、応援していきたいものです。
リレー・フォー・ライフ　in　岡崎
日時：9月29日～30日
場所：暮らしの杜（JR岡崎駅徒歩3分）