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2010-06-05

第2回愛ゼミのご報告

愛ゼミコーディネーターの今枝宗一郎です。
遅れましたが、第2回愛ゼミにご参加いただきまして本当にありがとうございました。
今回の第2回から愛ゼミ本来のスタイルとなりました。プレゼンターより政策が提案され、参加者の皆さんに意見を言ってもらうことで、実際に愛知を変える方法を、一緒に考えました。
●アイスブレイキング
今回のアイスブレイキングは、「人間知恵の輪」でした!体を使ったアイスブレイキングで緊張も解け、自由に議論する雰囲気ができました。
●「あいちの医療」ブリーフィング
今回のテーマである愛知の医療の課題について、社会の中で医療とは何か、医療の現状を提供者側、受け手側、制度論と3つに分けて、説明させていただきました。
※詳しくは下記アドレスから資料をダウンロードしてください。
 https://docs.google.com/fileview?id=0BxdjxeIusEvMNjQ4MDA3MjAtNTZjNC00ZGI5LTg3NmUtOTk3YmI2NmZkOGVh&hl=ja
●プレゼン①「うつ病をみつめて」
うつ病の問題を解決しようとこの4月に立ち上がったTeam #(チーム シャープ)の皆さんによる提案です。代表して蓑田紗希(名大医学部4年)さんがプレゼンしてくれました。(他に、名市大医学部4年の伊藤桜さん、丹羽俊輔君が参加してくれました。)
うつ病患者は時代を反映してか、どんどん増え、特に若者世代に拡大しているようです。また、日本の自殺者は3万人を11年連続で超えていますが、その8割にはうつが関係していると言われています。うつは最終的に死に至る病気なのです。
こんな現状を鑑みて、Team #は5つの解決策を提案してくれました。うつ病の問題は、本人の課題、家族の課題、社会の課題などが複雑に入り組んでおり、どれも必要な政策であると感じさせられました。
※詳しくは下記アドレスから資料をダウンロードしてください。
https://docs.google.com/fileview?id=0BxdjxeIusEvMMTQwYjc1ZDEtZGU0Yy00ZjdkLTg2NDctOTQ2MTM1NTE4ZjM3&hl=ja
●プレゼン②「Soukai-Network~より良い老いを目指して~」
 
 名市大医学部6年の小笠原治くんと名大医学部1年の井上祥くんのコンビからの提案です。二人はFOMIAという医療系の学生団体で一緒にやってきた仲間であり、様々な活動を手がけている志があり実力もある学生です。
 
 これまでの社会は、物が人より優先されてきました。高齢者の増加、介護が必要な人も増えている現状で、物より人を優先する社会をつくりたいという想いを高らかにお話してくれました。(このあたりは「人を大切にする愛知」をつくりたい今枝としても全く同感です。)
その為に、最後まで高齢者が自分の慣れ親しんだ地域で生活し、しかもその生活が満足いくようなものとするために、様々なサービス提供者の連携をつくり、そのスタートとして在宅医療ネットワークを形成するということでした。
 ※詳しくは下記アドレスから資料をダウンロードしてください。
https://docs.google.com/fileview?id=0BxdjxeIusEvMODE5OTBlNDgtZGQ0NS00OTdkLThjOTYtNWRjZGEwZmMwODVl&hl=ja
https://docs.google.com/fileview?id=0BxdjxeIusEvMMTQ3ZDhkYTctMWM3Mi00YWY5LTkwOTktMjI1OTU3YzdhZDZi&hl=ja
 時代のニーズにマッチしており、また医療や介護は最低限のことをやっていれば良いという従来の考え方から脱却して、本当に高齢者の望むものは何なのか、その為に必要なものは何なのか、生活者の目線で考えたことは、「人」を大切にする二人ならではであると強く感じました。
●ワークショップ(WS)
今回のWSは、皆さんに当事者意識を持って議論していただきたいということで、始めに自分ならいくら支払えるか?そこで使える財源を決め、その中でどんなサービスや問題解決手法が使えるかを議論しました。
皆さんが議論していた内容は、まさに若者視点・生活者視点であり、これまでの政策になかったものです。これまで政策は一部の政治家や官僚と提供者である業界団体がつくってきたものでした。しかし、それでは政策は現場で機能しません。その点、第2回愛ゼミでは、かなり具体的に話ができたのではないかと思っています。
●総評
皆さんそれぞれのご協力で本当に良い勉強会になったと思います!ありがとうございます!
しかし、これで、終わりではありません。皆さんの意見を踏まえて、プレゼンターにはさらに政策プランを向上させていただきます。また、参加者の皆さんにもmixiなどでの議論にご参加いただきたいと思っています。
プレゼンターがそれぞれ自分たちのプランにかける想いを著した言葉を最後に報告を終わらせていただきたいと思います。
― 誰でもうつになる可能性がある
― 高齢者、それは未来の自分である
ありがとうございました!
次回第3回(7/4)愛ゼミ ~あいちの教育~ もご期待ください!

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