先週の動きで、一つ目覚ましいものがありました。
GW中、最も時間を割いてやっていたコロナ対策は、普段なかなか時間の取れない医療関係者や行政関係者などとのオンライン会議でした。
ワクチン関連も多いのですが、それ以外にやっていたのが、自宅療養体制の整備。
そんな中で先週、自宅療養者に対する新型コロナの在宅医療の治療プロトコルが完成しました!
これ、実はスゴいことなんですが、良く分からない方も多いと思うので、下記に解説します。
これまでも、冬の時期から、対策本部の在宅療養体制整備プロジェクトチーム座長として、医療提供体制に充実強化には、医療付き自宅療養が必要だということで、在宅医療の先生方のご協力の元、体制整備してきました。
在宅医療体制は、病院のようにどの地域にもまんべんなくあるわけではないですし、通常の在宅医療に加えて、コロナ在宅医療を行うのに、そう簡単ではありません。
しかし、それでも、冬頃から国の制度を変えさせたりしながら、出来る限り拡充してきました。
コロナの自宅療養にしても、医療無しの在宅療養と、医療付きの在宅療養では、全く状況が異なります。
医療が最も厳しい状況にあった大阪でも、僕が支援しているファストドクターの皆さんや在宅医の先生方に頑張りで「在宅医療付きの自宅療養」を広げていましたが、限界もありました。
そこで、更にさらに、多くの先生方に在宅でのコロナ治療に加わって頂くためには、治療プロトコルを策定して、在宅医療のコロナ治療体制を整備せねばなりません。
これまでは、それぞれの先生方の治療方針を規制する結果になってはいけないとか、様々な課題がありましたが、体制拡充の為には、やはり必要であるという結論に達しました。
そこで、僕の提案から、超有名な感染症の専門家・学会や臨床の先生方が毎日のようにオンラインで集まって、GWから数えて2週間で作り切りました。
コロナや通常診療もお忙しい中で、本当に申し訳なかったのですが、皆さん、快く引き受けて頂き、心から感謝です。
昨年GWは、コロナ緊急事態解除に向けて、命も暮らしも守る出口戦略を創っていましたが、医療関係者の情熱とコミットメントは、本当にスゴイ!
ありがとうございます.
学会や在宅医療の専門組織としてのプロトコルは出来ましたが、やはり公の厚労省の「コロナ診療の手引き」に加えることで、より多くの先生方に伝わるので、そのような要望もさせて頂いています。
党本部にも要望に行ってきました。
在宅医療に偏見がある方もいらっしゃるかもしれませんが、現在の第一線の在宅医療は、病院医療にも引けを取らないという想いで多くの先生が頑張っています。
在宅療養体制整備プロジェクトチームの座長としても、全力で頑張ります!
ちなみに、在宅療養というと、イベルメクチンの予防投与を思い浮かべる方がいるかもしれません。
学会や、在宅医療の専門家組織では、治療プロトコルにイベルメクチンを入れることは、この治験など効果を実証してからということになりました。
現在、北里大学の先生方も、我が国の国内で、信頼性の高い二重盲検によるRCT治験を行い、効果を実証するということで必死に動いてくださっています。
この状況下の中で、故に、今なすべきことは、一日も早く結果を出すことです。そして、その為には、症例の確保が何よりも重要です。
政府も多額の研究費を出して、研究を後押ししています。
この間、何か月も我々として努力し、北里大学の先生方と、ここのところ毎週のように対策会議を行ってきました。
ここにきて、協力して頂ける病院も増え、症例数が増えてきました。更に更に、早く結果を出す為の促進策も、既に手を打っています。
イベルメクチンに期待される方々は、症例集めを早期化し、日本人での効果を早期に立証することへのご協力に、力を割いていただければと思います。
詳細については、もうすぐ公表する予定ですので、しばしお待ちください。
ちなみに、このイベルメクチン、今は、実際、日本国内には20000錠くらいしか無いようです。
週刊誌報道で、大量にあるって言っている人がいましたが、どこにあるんだろう?という話になっていました。
イベルメクチンを現在まで卸をしている会社にそれくらいの量しかないということなので、大量にあると主張されている方々は、他の場所に
あることをご存じなのだと思いますが。
効果が実証されたら、現在のような議論の余地なく大量に必要になるので、確保のバックアップ体制すら考えている状況ですので、大量にあるという情報が確かな情報ならばお教えいただければ幸いです。