ネットのエロ広告が未成年の目に入るという教育上問題について、本日、担当省庁と課題認識と対策に向けた方針を共有することができました。
話す中で浮き彫りになってきた課題としては、
・ギガスクール構想の一環として児童に配布している「デジタル教材を利用するための情報通信機器」については96%の自治体がフィルタリングサービスを導入してはいるものの、実際にエロ広告等不適切な広告を防げているのかどうかの実態把握はできていない。
・その他の一般的な端末については、経産省を中心に保護者に対してフィルタリング、ペアレンツコントロールの導入推奨の教育活動はしているものの、広告ブロックソフトの導入までの周知活動には至っていない。
という点です。まずは実態調査から始めていき、その上で、以下の対策の方針をスピード感をもって進めてまります。
①<調査、分析> 実際に教育現場で使用している端末でエロ広告が表示されないような対策が機能しているのかどうかの実態調査、機能していないならその原因はどこにあるのか分析。
②<対応手段の比較検討> それを踏まえた上で、フィルタリングサービスの導入、ブロックソフト、アプリの導入など、どの手段が効果的なのかを比較検討、選択。
③<対策実現の推進> 学校(自治体)、また、こどものいる家庭に対して、エロ広告対策費用負担のための予算確保も視野に入れて、対策の実現に務める。