活動報告・ブログACTIVITY / BLOG

休みながら働く!?【ワーケーション】を国会議員が解説!
2023-10-23

休みながら働く!?【ワーケーション】を国会議員が解説!

衆議院議員 今枝宗一郎

衆議院議員 今枝宗一郎がお届けする「注目のキーワード解説」。
「政策用語は難しい。もっと噛み砕いて解説してほしい」そんな声に少しでも応えるべく、スタートアップ、新産業、テクノロジー、最新医療などを中心に、日本の未来を担う学生のみなさんにもわかりやすいように解説しています。

YouTubeはこちらから

皆様は、「会社のオフィスや自宅を離れて、自分のお気に入りの地域や場所で働くことができたらなぁ」なんて思ったことはありませんか?

実は今、そのような働き方、「ワーケーション」が注目されてきています。

今回は、「ワーケーション」について、その意味やメリット、課題について、国会議員の立場から、簡単に・わかりやすく解説していきます!

ぜひ一緒に学んでいきましょう!

↓こちらの動画でもわかりやすく解説しています
YouTube:【ワーケーションとは?】休みながら働く!? ワーケーションのメリットと課題を解説します!

ワーケーションとは?

ワーケーションとは、「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語であり、テレワーク等を活用して、普段の職場や自宅とは異なる旅先などで仕事をしつつ、自分の時間も過ごすことを指します。

近年はIT技術革新によって、テレワークなどが可能になり、この夢のような働き方ができるようになってきているのです。

ドッグカフェでノートパソコンを使う女性

 

ワーケーションのメリットとは?

まずは、ワーケーションのメリットからお伝えしたいと思います。

都会の、込み入ったオフィス街から開放されて、大自然に囲まれながら過ごす時間を想像してみてください。

環境を大きく変えることで、いつもは浮かばないようなアイデアが浮かんできたり仕事へのモチベーションが高まったりすることが期待できますよね。

また、「ワーク+バケーション」という言葉の通り、体と心の健康にもいいことは間違いありません。

それに、限られた時間の中で仕事をすると決まっていたほうが、かえって仕事の生産性も向上するかもしれません。

チームとしてワーケーションを取り入れれば、そのチームのコミュニケーションが活性化して、業務も円滑になることでしょう。

そして、社会的な意義も高いです。

日本社会全体というマクロな観点から見ると、ワーケーションは、企業の「DX推進」や「働き方改革」といった企業改革に加え、地方創生や、首都圏一極集中の是正にも繋がりますから、分散型国・社会づくりの一端を担うことが期待されているのです。

総務省と観光庁を中心に「テレワーク・ワーケーション官民推進協議会」も今年の2月に設立されており、政府もワーケーションの推進に向けて、本格的に動き出しています。

秋の自然の中にいる女性のイメージ

 

ワーケーションに期待できるメリット まとめ

・インスピレーションが湧く
・仕事へのモチベーションが高まる
・心と体の健康に良い
・生産性向上
・チームコミュニケーションの活性化
・企業改革促進(DX推進や働き方改革)
・地方創生
・首都圏一極集中是正

 

ワーケーション推進においての課題とは?

新しい取り組みには必ず、課題もつきものですから、その部分にも目を向けなければいけません。

一般的に指摘されているワーケーションの課題としては、まず、「慣れない作業環境で仕事ができるのか」という点が挙げられます。

大きな設備は持ち歩けず、ノートPC等、限られた機材で業務を進めることが要されるため、
普段と同様の作業ができるか、そこに懸念を抱く方は少なくありません。

企業側の課題としては、ワーケーションにかかる費用負担や制度設計面が挙げられます。

「ワーケーション中の人が、働いているのか休んでいるのか、それを区別して評価をすることが難しい」といった人事評価上の論点も関わってきます。

また、企業によっては、なによりセキュリティリスクがあることを課題だと感じていらっしゃるようです。

企業の重要な機密を外部に漏らしてしまうリスクを最小化するワーケーションの仕組みを上手く作ることができないと、ワーケーションは広く普及していきません。

 

ノートパソコンと鎖と南京錠

 

ワーケーション推進における課題 まとめ

<働く人の視点>
・不慣れな、限られた機材環境で通常時と同様に仕事ができるのか

<企業の視点>
・ワーケーションにかかる費用負担
・制度設計
→働いているか・休んでいるのかを区別して評価するための人事評価制度の確立など。
・セキュリティリスク

 

日本企業のワーケーションへの取組

しかし、日本企業の中には既にワーケーションに積極的に取り組んでいる企業もたくさんあります。

観光庁のサイトでは先行事例が多くまとまっていますので、気になる方は是非チェックしてみてください。

組織力強化、チームビルディングのために、事業部まるごと山荘で合宿をしている企業の例があったり、
富士山の麓の町全体を、リモートワーカーたちを呼び込むためのサテライトオフィス化しようという取り組みが紹介されていたりと、今にも旅に出たくなるようなワクワクする記事がたくさんあります。

ちなみに、私の地元の蒲郡でも、海を見ながら、まさにアートのような素晴らしいベンチでワーケーションをすることも推奨しています。
参照:GAMAWORK 蒲郡ワーケーション&テレワーク
[愛知県蒲郡市]ガマニ塩湖

さいごに

さて、今回は「ワーケーション」について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

将来は、ワーケーションの取得がより一般的になっているかもしれませんね。

そんな未来を想像すると私ももワクワクしてきます!

実は他に、「ラーケーション」と呼ばれる、「ラーニング」と「バケーション」を組み合わせた言葉もあります。

家族でバケーションを楽しみながら、親御さんは”ワーク”してワーケーション、子どもたちは”ラーニング”してラーケーションをするようなことも、新しい選択の一つになるかもしれません。

今後はワーケーションというキーワードにも注目して、みなさんの将来のキャリアを考えてみてください!

湖の前に立ってアウトドアを楽しむ家族

関連リンク

YouTube:【ワーケーションとは?】休みながら働く!? ワーケーションのメリットと課題を解説します!

2023-04-25ブログ「スタートアップの新たな提言書が完成しました!」
コラム|ワーケーション&ブレジャー|観光庁
「テレワーク・ワーケーション官民推進協議会」を設立しました!|観光庁
GAMAWORK 蒲郡ワーケーション&テレワーク

前に戻る

AIそうちゃん