この数年で急速に注目を集めている「デジタルノマド」。
インターネットとモバイル機器さえあれば、場所を選ばずに仕事ができるそのライフスタイルは、多くの人々の憧れとなっています。
また、今後、日本に外国人デジタルノマドワーカーを迎え入れるための専用ビザ発行が検討されていることはご存知でしょうか。
そこで、本記事では、デジタルノマドの意味や、外国人ノマドワーカーの受け入れ、そのメリットなどについて、国会議員の立場から、簡単に・分かりやすく解説していきます!
ぜひ一緒に学んでいきましょう!
↓こちらの動画でもわかりやすく解説しています
YouTube:【海外で働く】デジタルノマドとは?デジタルノマドワーカーの働き方・ビザ・スキルについて分かりやすく解説
デジタルノマドとは?
まずは、「デジタルノマド」の意味について確認していきましょう。
「ノマド」とは、自由に移動したりする遊牧民という意味です。
そして、「デジタルノマド」は、一般的にエンジニアやデジタルクリエイターに代表されるような、パソコンやインターネット環境さえあれば、場所を選ばず出来る仕事を生業として、定住せず、山や海など、オフィスに縛られない環境で、好きな時間に・好きな場所で自由に働く人々を指します。
実は、このデジタルノマド、スタートアップの増加や働き方の多様化に合わせ、最近増えてきている働き方なのです。
一例として、ヨーロッパのエストニアという国は、外国人に仮想居住権を与えて国内での法人設立を優遇する取り組みをしています。
エストニアはとても小さい国で、海外からの人口流入を促さなければ、国が成り立たないという特徴があります。
したがって、一概に日本と同一視することはできないかもしれませんが、一例としてご紹介しました。
現在は、日本でも、多様な働き方を実現できるよう制度を整えている状況です。
デジタルノマドになりたければ、どうすれば良い?
場所にとらわれず、様々な人とつながって自由に活躍する働き方に、憧れる方も多いかもしれません。
デジタルノマドになるには、まず何から始めるべきでしょうか。
デジタルノマドはITスキルを強みに働いているので、IT分野の資格取得や実力強化のための情報収集をすることが大切です。
私たちとしても、デジタル化が今後さらに進んでいくにあたり、多様な働き方を柔軟に選択できる未来を作っていきます。
それと同時に、当然、雇用の安定性についても考えていく必要がありますね。
外国人デジタルノマドワーカー受け入れ、専用ビザ発行も
実は、近い将来、外国の方もノマドワーカーとして日本で働けるようになります。
世界では、観光ビザとは別に、デジタルノマド向けの専用のビザを設ける動きが活発です。
そこで、我が国においても、先行事例(44か国)も参考にしながら、在留資格等の観点から一定の要件設定をした専用のビザを設けることを検討しています。
ただ、ここで想定しているデジタルノマドワーカーは、我々が外国人労働者と言われて思い浮かべる外国人労働者の方とは、イメージが少し異なるかもしれません。
しかし、デジタルノマドワーカーは、インターネット環境があれば場所を選ばずに仕事ができるという特徴を活かしてフリーランスで活躍するような、付加価値の高い方や、高い生産性を実現している方が多いようです。
実際に、例えば「年収1千万以上の方対象」「1千500万以上の方対象」など、年収要件を課している国も数多くあるようです。
外国人デジタルノマドワーカーの受け入れのメリットは?
様々な外国人の方も来ていただければ、観光面でも大きな経済効果が期待できるでしょう。
現在は、外国の方も比較的自由に海外旅行ができるようになっており、日本を訪れる方も増えてきています。
インバウンドやワーケーション、デジタルノマドで日本を訪れる方々を、我が国のインバウンド観光の主力としていくことは、非常に重要です。
特に地方創生においては、観光こそがキラーコンテンツ、つまり売上に直接影響力をもつ魅力的なコンテンツであると言われていますね。
そういった観点からみても、観光の高付加価値化に加え、生産性の向上にも貢献すると期待されているノマドワーカーの受け入れは積極的に行っていくメリットがあるのです。
例えば、ノマドワーカーの中には、ワーケーションの感覚で地域を訪れる方もいらっしゃいます。
そのようなノマドワーカーの方には、ご自身のお仕事の時間外で、地域おこしや地域づくり、街づくりなど、地域活性化に積極的に携わっていただくことで、地域での様々な形での活躍が期待できます。
また、地域の飲食店等で、ノマドワーカーと地域の中小企業や小規模事業者の経営者の方々との会話が生まれれば、そこで新しいアイディアが生まれたり、新しい販路やネットワークが開かれたりして、世界規模で、更なる高付加価値な販売先と繋がっていく可能性もあるのです。
地域の中小企業がグローバルに進出していくことも夢ではありません。
もちろん、個人のレベルにおいてもメリットが期待できます。
例えば、外国人デジタルノマドワーカーと、地域の子どもたちや若者たちとの間でコミュニケーションが生まれることで、地域の若者たちの関心や視座が世界に向いていく可能性がありますよね。
このように、外国人デジタルノマドワーカーの受け入れは、地方創生・地域活性化の観点においても、実に多様な可能性にあふれているのです。
今後、まずますデジタルノマドワーカーの受け入れや、活用、活躍は進んでいくでしょう。
私自身もそれを楽しみにしていますし、全力で推進していきます!
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