今回受賞されたのは、AI、カーボンニュートラル、半導体といった分野で我が国の産業技術の向上や産業・社会の発展に大きく貢献する技術ばかりでした。

例えば、内閣総理大臣賞を受賞された、国産量子コンピュータによる企業向けクラウドの公開については、文部科学省としてもその技術開発を支援してきたものであり、将来の量子技術の産業応用に向けたオールジャパンの取り組みがこのように評価されたことを大変うれしく思います。

昨今、科学技術の進歩は非常に速く、また、社会を取り巻く課題も大きく変化してきています。

特に国際情勢の複雑化により、我が国の将来の経済的繁栄のために重要な技術を如何に育成し、保有していくか、いわゆる経済的安全保障の観点も重視されてきています。

失われた30年から脱却するにはイノベージョン、特にリアルなモノづくりこそ強みであり、有望分野を定めて官民一体となって、グローバルで勝っていかねばなりません。

文部科学省でも、大学の研究力強化や、産学連携や #スタートアップ の支援、それらを支える人材育成に、省全体として一丸となって取り組んでおり、今後も推進してまいります。